(出発地は関東を想定。投稿者のラリー参加経験は2回。入門編のTDRを含めると3回)
(1)前日、(2)初日 は初心者が書くラリー参加イメージ(前編)をご覧ください。
(3) フェリーに乗る日
- 注意事項
- フェリーに乗る日の朝、翌日のコマ図もマップホルダーに取付けるか、手持ちのバッグに入れておく。主催者に預けるダッフルバッグに入れると、翌日はルートが分からない状態で走ることになる。
- ゴール
- ゴールはフェリー乗り場となる。ゴール確認をしたら、駐車場に向かう。
- 駐車
- フェリーに乗るためのスペースに駐車する。貸し切りではないので、一般のバイクもいる。
夜のフェリー乗り場で大気中のエントラント(参加者)のバイク。 - 夕飯
- フェリー乗り場で弁当が配られる。雨の日は建物の中で食べることになりそうだ。
- チケットの購入
- 乗船の2時間くらい前からチケットを購入できる。参加費用に含まれていないので現金が必要。
- 乗船
- チケットを係員に渡して乗船する。分かり易いところにチケットをしまっておこう。
- 翌日の準備
- 乗船したらあとは寝るだけだが、コマ図の準備が全日程分終了していない場合、ここでやっておくと後が楽になる。
- 就寝、起床
- 準備が終ったら寝る。無用な夜更かしはしないほうがよい。レースや順位に直接影響してくる。起きたら下船準備をする。朝食は食べたい人だけ自分で買って食べる。
- 下船とスタート
- 下船したらそのままその日のラリーがスタートする。コマ図の1コマ目はフェリー乗り場のゲートだ。
(4) 2日目以降
- 起床
- TBIでは4時30分ごろ起きる。遅くても5時30分。
- 着替え
- 朝は時間が少ない。すぐに着替えよう。
- テントの撤収
- さっとテントを撤収する。雨の日は濡れたテントをしまうことになる。
- 順位発表
- 前日のSS結果と順位、総合タイムと総合順位が貼り出されている。CP不通過などのペナルティがあれば総合タイムに加算され、順位に影響する。
- 朝食
- TBIの場合、朝食は5時30分から。朝の準備が遅ければ食べる時間がなくなる。
- ブリーフィング
- 6時ないしは6時30分にブリーフィング。聞き逃してはならない。ルート変更やCP開設時間の変更などがある。
- パルクフェルメの解除
- ブリーフィング終了後、パルクフェルメが解除され、車両の移動やスタート前のメンテナンスが可能になる。
- コマ図の入れ替え
- 前夜にコマ図を入れ替えてなければこのタイミングで入れ替える。
- 荷物の預け渡し
- 初日と同様、ダッフルバッグを主催者に預ける。雨の日のテントは重量が増加する。これが原因で制限をオーバーしないように。
- パスチェック用の封書
- スタート直前にパスチェック用にスタンプを押せる枠のついた封筒をもらう。封筒は糊付されていて、中にはエマージェンシーシート(スタートからゴールまでの道順が記されている地図)が入っている。今日のラリーが始まる。
- スタート
- 6時30分にスタートする。遅くても7時30分ぐらいからスタートする。
- リエゾン
- リエゾンはタイム計測なしだが、通過しなければいけないポイントを通り、スタンプをもらう必要がある。このことをパスチェック(PCと略すこともある)という。このポイントは日に2〜3カ所あり、CP1、CP2、CP3などと表現する(CP1は「しーぴーいち」と読む。CPはチェックポイントの略)。また、CPにはそれぞれ開設時間帯がある。開設時間帯以外は不通過扱いになりペナルティ時間が加算される。
- SS
- SS(スペシャルステージ)はタイム計測をする区間。入口から出口まで一般車両が入らないよう通行止めにして行う。SSも開設時間帯がある。順位はこのSSのタイムを合計した総時間で決まる。ペナルティがあった場合はペナルティごとに規定された時間が加算される。朝はスタート後1時間以内くらい、夜は19時前後から。夜のSSはライトの光量と配光が重要。
- 昼食
- 昼食は各自自由に食べる。主催者からの用意はない。初心者やアベレージスピード(*)が遅めの人は、とにかく先に進むことを重要視するのがオススメ。トイレ休憩時に行動食を食べるなどして、停止時間を少なくすることができる。
* アベレージスピードとは、平均時速のこと。「アベ」と略していうこともある。注意すべきは走行中の平均時速ではなく、休憩などの停止時も含めているということ。例:400kmの行程をスタートからゴールまで10時間かけた場合、アベ40km、となる。同じアベレージスピードでも、速い人は休憩時間を長く取れるし、遅い人は休憩時間を短くしなければCPやSSに間に合わなくなることも多い。 - ゴール
- ゴール地点でチェックを受ける。その日のルートマップをもらうことができる。TBIの場合、速い人は20時前後にゴール、遅くなると24時近くになることもある。
- 荷物の受け取り
- 預けていた荷物(ダッフルバッグ)を受け取り、メンテナンスに必要な工具を取り出す。先にテントを設営してもよい。
- メンテナンス
- ゴール後、次の日に向けてのメンテナンスを行う。なにもなくてもネジのまし締め、チェーンの給油くらいは行う。必要であれば修理やタイヤ交換も行う。
- コマ図の入れ替え
- 翌日用のコマ図に入れ替える。雨の日はコマ図が濡れないよう注意。濡れると破れ易くなる。走行中の修理は非常に時間がかかる。テントでコマ図のチェックをしたい人は翌朝に入れ替える。
- パルクフェルメ
- 明日の準備ができたらパルクフェルメに入れる。
- テント設営
- ダッフルバッグから取り出してテントを設営する。雨の日はぐちゃぐちゃになり易い。
- 食事と風呂
- 主催者が用意した夕食を食べる。ゴールが遅くなると、食べられないこともある。風呂は基本的に用意されていない。リエゾンで風呂に入る人も多い。
- 翌日の準備
- テントの中で翌日の準備を行う。コマ図のチェックをする人も多い。この場合、翌日の朝にコマ図をマップホルダーに取り付ける。
- 就寝
- 短い時間でも、翌日のためにちゃんと寝たほうがいい。
(5) 最終日
- 起床〜ゴール
- 前述の(4)2日目以降と同じ
- 荷物の受け取り
- 預けていた荷物(ダッフルバッグ)を受け取る。メンテナンスの必要がなければ着替えて片付けないしは帰る準備を始める。
- メンテナンス
- 次の日はないので、最低限走れる状態にすればよい。まし締めや保安部品のチェックは必要。マップケースの不具合やラリーメータの不具合があっても修理する必要はない。
- パルクフェルメ
- 最終日も定められた場所にバイクを駐車する。
- 片付け
- 最終日はホテルやコテージでの宿泊、ないしは、夕方までに表彰式が終わると同時に、パルクフェルメが解除され、そのまま解散となる。晴れていればテントを干しておくのがオススメ。
- 表彰式
- SSの総合タイムで決まる順位を、30位から1位の順に発表していく。
- 宿泊の場合
- 最終日が宿泊であれば先にお風呂に入ってすっきりした後、寝床を用意しておく。日が暮れてから、全員で食事をしながら表彰式となる。就寝後、翌朝は自由解散。
(6) 帰路
- 事故がないように
- オウチにかえるまでがラリーです。TBIのゴールである徳島からフェリーだと2日、北海道もフェリーは2日かかります。フェリーに乗るタイミングによってはさらに1日必要なこともあります。
TBIは (1) (2) (3) (4) (4) (4) (4) (5) (6) 8日間
北海道4Daysは (1) (2) (4) (4) (5) (6) 8日間
という構成でした。
おわり
いや~四国からおつきあいが始まりましたね。(*^_^*) モンゴルに向けて怪我の無いよう楽しんでいきましょう。これからもよろしくね。
返信削除コメントありがとうございます。
削除こちらこそよろしくお願いします。
どうせなら楽しい人生を送りたいです!