2012年8月21日火曜日

バイク比較メモ

BOGT2012夏で試乗したバイクも加えて個人的な感想をまとめてみようと思いました。

車種は以下のとおり。

  • BMW R1200GS (2008) (現)
  • BMW R1100GS (1999) (前)
  • KTM 640 ADVENTURE (2005) (現)
  • KTM 690 ENDURO R (2012) (試)
  • KTM 990 ADVENTURE (2012) (試)
  • KTM FREERIDE 350 (2012) (試)
  • YAMAHA SEROW225WE (1998) (現)
  • KAWASAKI KLX125 (2010) (前)



※現:現在所有、前:以前所有、試:試乗のみ

いちおう、オフロードを走ったことのあるバイクだけにしてみました。(トライアル車やCRF100など、レーサーは除いています。)


評価する項目は、
  1. 街乗り(低速走行)
  2. 高速走行
  3. オフロード
  4. 積載
  5. タンデム
  6. メンテナンス
  7. 総合 (1〜6の平均点)
ってことにします。

評価は★1〜5です。で、評価の内容はこんなかんじにします。

 ★☆☆☆☆ とっても苦手。
 ★★☆☆☆ 条件がそろえばなんとか。
 ★★★☆☆ 可もなく不可もなくそれなりに。
 ★★★★☆ だいぶいい具合。
 ★★★★★ 最高!

ちなみに当方は168cm58kg男です。足は短め。

ではスタート。
BMW R1200GS (2008)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★★☆☆ 3.0 低回転でのトルクがある。エンジンマネジメントが良くストールしにくい。Uターンは気を使う。足つきが気になる場合は2点。
高速走行 ★★★★★ 5.0 文句なし!
オフロード ★★☆☆☆ 2.0 重たいので減速が苦手。フロントサスの特性かギャップのショックが大きい。砂も苦手。フラットダートは飛ばせる。
積載 ★★★★★ 5.0 とにかく載せることができる。参考
タンデム ★★★★☆ 4.5 乗り心地はとても良いらしい。ハンドリングもそれほど大きく変わらない。後ろで寝ていることもしばしば。
メンテナンス ★★☆☆☆ 2.0 自分でやる人は苦労する。自分でやらない人は費用がかかる。でも壊れにくいから、良く壊れるバイクよりも費用はかからないくらい。パーツは高いからコケると高い。
総合 ★★★★☆ 3.58 長距離タンデム高速ツーリングメイン、ときどきオフロード用のバイク。1人で林道に入るのには勇気と慎重さが必要。評価時のタイヤは前後KAROO(T)。燃費は15km/L〜22km/L。

BMW R1100GS (1999)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★★☆☆ 2.5 低回転でのトルクはある。R1200GSよりストールし易い。Uターンは気を使う。シート形状はR1200GSより好み。足つきが気になる場合は2点。
高速走行 ★★★★★ 4.5 文句なし!風防はR1200GSのほうが上。
オフロード ★★☆☆☆ 2.0 重たいので減速が苦手。フロントサスの特性かギャップのショックが大きい。砂も苦手。フラットダートは飛ばせる。
積載 ★★★★★ 5.0 とにかく載せることができる。
タンデム ★★★★☆ 4.0 乗り心地はとても良いらしい。ハンドリングもそれほど大きく変わらない。タンデムバーが使いにくいようだ。最終的にはタンデムバーをワンオフで作った。
メンテナンス ★★★☆☆ 2.5 自分でやる人は苦労する。自分でやらない人は費用がかかる。でも壊れにくいから、良く壊れるバイクよりも費用はかからないくらい。パーツは高いからコケると高い。電装系はR1200GSより少しだけいじり易い。
総合 ★★★☆☆ 3.41 長距離タンデム高速ツーリングメイン、ときどきオフロード用のバイク。1人で林道に入るのには勇気と慎重さが必要。評価時のタイヤは前後KAROO(T)。燃費は14km/L〜20km/L。

KTM 640 ADVENTURE (2005)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★☆☆☆ 2.0 全閉からのスロットル操作に気を使う。ハンドル切れ角は少なめ。足付き性はよくない。エンジン音が大きいので、OFFにすると静寂が訪れる。
高速走行 ★★★☆☆ 3.0 飛ばすことはできるが、飛ばしたくならない振動。アスファルトでは気になる。とにかく振動が大きい。振動が少なくなる回転数を選んで走ることになる。5速だと100km/hくらいがちょうどいい。
オフロード ★★★★☆ 4.0 比較的軽いので楽に走れる。振動もオフロードでは気にならなくなる。林道までもそこそこ楽に移動でき、林道でも1人で行こうという気になる。
積載 ★★★★☆ 4.0 社外品のステーとパニアを取り付ければかなりの積載が可能になる。さすがアドベンチャーモデル。自分はテールバッグだけなので2つ。
タンデム ★★☆☆☆ 2.0 車体が細いのでポジションが窮屈になるようだ。ライダーの腰に膝を置くとちょうど良いというが、停止時にライダーが足を出しにくくなる。タンデムバーは問題ない位置。振動が多いので眠らなくて済むらしい。
メンテナンス ★★★★☆ 4.0 メンテナンスしやすい。各パーツも比較的安価。
総合 ★★★☆☆ 3.16 オフロードを走るのがメイン。MT21だとターマックは移動用だが、ある程度飛ばせば楽しい。街乗りのGo&Stopはちょっと苦手。リザーブ付近から満タンにすると違うバイクになる。評価時のタイヤは前後MT21。燃費は15km/L〜21km/L。

KTM 690 ENDURO R (2012)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★★☆☆ 3.0 足付きは悪いが、軽いので特に問題はない。発進時に気を使わなくてもするするっとスタートできる。振動も少なく快適。
高速走行 ★★★★☆ 4.0 十分な加速、十分な速度を出せる。カウルがあるとさらによい。
オフロード ★★★★☆ 4.0 サスペンションが程よくギャップをいなしてくれる。軽くてパワーがあるのでシフト操作が忙しくない。林道に行こう、という気にさせてくれる。
積載 ★★★★☆ 4.0 社外品のステーとパニアを付ければだいぶ積めそう。ノーマルでは2つ。
タンデム ★★★☆☆ 2.5 未走行だが、振動がないぶん、640Adventureより快適そう。
メンテナンス ★★★★☆ 4.0 640Adventureと同じくらい、と想定。
総合 ★★★★☆ 3.58 一人でしか乗らないのならオールマイティーな690はオススメのひとつ。ラリーでもとても使い易そう。タイヤはTKC80。試乗車のため燃費は不明。

KTM 990 ADVENTURE (2012)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★☆☆☆ 2.5 あまり試していないのでなんとも言えないところだけど、それなりの重さと高さがあるので平均以下になるかな。
高速走行 ★★★★★ 5.0 この排気量と大きなスクリーン、ぶっ飛ばせます。
オフロード ★★★☆☆ 3.0 テレスコピックのフロントサスは重量に対して十分に動く。チュルチュルの地面でなければ普通に走る。細身なのでスタンディングも違和感がない。
積載 ★★★★★ 4.5 たくさん積める、と思う。GSと比較して、フロントが軽めなのと少し細身なのでマイナス0.5に。
タンデム ★★★★☆ 3.5 試してないのでなんとも言えないが、なかなかよさそうではある。
メンテナンス ★★★☆☆ 2.5 どうなんだろう?タイヤはちょっと高そう。ツインエンジンだし。
総合 ★★★☆☆ 3.50 GSとの比較になるが、タンデムと低速での性能を少し下げてオフロード性能を上げたかんじ。タイヤはMT90。GSの良きライバルだと思った。試乗車のため燃費は不明。

KTM FREERIDE 350 (2012)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★★★★ 5.0 まずビックリするほど軽い。パワーもある。足付きは多少悪いが、軽いので気にならない。トルクもある。乗り易い。
高速走行 ★★☆☆☆ 2.5 未体験のためなんとも言えないが、そこそこスピードは出せるはず。ただ、軽すぎて安定性が低いかも?
オフロード ★★★★★ 4.5 軽くてパワーがあってサスペンションもよくて。80km/hくらいだったら問題なくいける。こりゃ楽しい。
積載 ★☆☆☆☆ 1.0 積載するバイクではないです。
タンデム ★☆☆☆☆ 1.0 設定なし。1人乗り用。
メンテナンス ★★★☆☆ 3.0 実際よくわからないけど、シンプルそう。
総合 ★★★☆☆ 2.83 山で遊ぶためのバイク。街乗りや移動にはもったいないかも。タイヤはトライアルタイヤ。試乗車のため燃費は不明。

YAMAHA SEROW225WE  (1998)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★★★★ 4.5 多少非力さを感じる以外は非常に良い。通勤快速。
高速走行 ★★☆☆☆ 2.0 110kmくらいが限界。そこは問題ないけど、長時間高速道路を走るのはエンジンに負担がかかるのでオススメできない。1〜2時間走ったら休もう。
オフロード ★★★★☆ 4.0 足付きがとてもよい。1速のギア比がとても大きいため、トライアルチックなこともできる。アタック向け。少し重いのがマイナス点。
積載 ★★☆☆☆ 2.0 オプションのキャリアが精一杯。ビッグテールバッグ20Lか、トップケースをなんとか付けるくらい。サイドケースは設定がないのでやるならワンオフ。
タンデム ★★☆☆☆ 2.0 振動は少ないし、高さもないので安心して乗れるらしい。ただ、非力なのでそこはそれなり。ハンドリングも相当変わる。
メンテナンス ★★★★☆ 4.5 空冷単気筒で単純な構造。パーツもそれなりにまだある。
総合 ★★★☆☆ 3.16 街乗りも便利な林道アタック車。パワーが小さい割には少し重いが、それが安定性につながっていると信じてみる。タイヤはD605。燃費は25km/L〜35km/L。

KAWASAKI KLX125 (2010)
評価項目 点数 コメント
街乗り(低速走行) ★★★★☆ 4.0 125の割にキビキビと良く走る。足付きはもちろんGood。シフト変更が忙しいのは仕方ないところか。
高速走行 ★★☆☆☆ 1.5 100km出せるけど...80kmが実質限界。ないものねだりはよくないっす。
オフロード ★★★★☆ 3.5 非力さは小ささと軽さでカバー。でもポジションが窮屈に感じることがある。スタンディングしにくいかも。
積載 ★★☆☆☆ 1.5 積載は考えちゃだめっす。シートレールがあるから+0.5。
タンデム ★★☆☆☆ 2.0 非常時用。
メンテナンス ★★★★☆ 4.0 メンテナンスは楽。お金もかからない。そこは軽量車のいいところ。
総合 ★★★☆☆ 2.75 総合点数は低いけど、街乗り&ちょいオフロードにはとてもよい。ポジションが気にならなければ長時間もいけるタフネスがある。タイヤはD605。燃費は27km/L〜40km/L。

おわり

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